No.1 江利山タイヤ商会
最新の設備で生産性アップを図り、繁忙期でも即日納品を達成
事業所名:江利山タイヤ商会
活用メニュー
- ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(経済産業省)
取り組みに至った背景
当店はトラック・乗用車のタイヤ販売・交換サービスを主要事業としております。国産・外国産を問わず、乗用車、除雪車両、農耕用トラクターのタイヤなど多種多様なタイヤの販売、メンテナンスを行ってきました。78年の業歴で培ったノウハウを活用し、車両の利用状況によりどのようなタイヤが適しているか地域のお客様に提案をしてきました。
時代とともに乗り物が大きく重くなったことで支えるタイヤも大きくなり、ここ数年で特殊車両の1本300㎏超、直径1,800㎜超のタイヤ交換のニーズが徐々に増えてきました。当店の既存のタイヤチェンジャーで交換できない大型タイヤの場合、手作業で1本8時間かけて交換作業を行っていたため、即日納品して欲しいというお客様の要望に応えられないことが課題でした。さらに新型コロナウイルス感染拡大により売上が減少したため、新たな事業で収益構造を改善することも課題でした。
取り組み内容
- 大口径タイヤチェンジャーの導入と作業ノウハウ習得
事業効果
ポイント① 最新のタイヤチェンジャー導入で生産性向上
直径2,400㎜までのタイヤ交換が可能となり交換時間が従来の4分の1に。
新たな設備でタイヤ脱着の一部自動化、アクション数が減少するなど作業の確実性が向上。
ポイント② 新たな事業の柱ができた
超大口径タイヤの99%に対応可能となり、タイヤの知識・交換のノウハウを活かし大型特殊車両のタイヤ販売・交換サービスを経営のもう一つの柱にすることが可能となった。
ポイント③ 後継者も加わり、技術の継承や繁忙期の顧客のニーズに対応
今まで代表ひとりで営業から現場の作業を行ってきたが、修行先から戻った後継者も一緒に当事業で作業ノウハウを習得したため技術の継承ができた。さらに2名で対応することでタイヤ交換繁忙期においても即日納品が可能となり、生産性向上と収益改善に繋がった。
事業者の声
今回、初めて新しいタイヤチェンジャーでタイヤ交換を試みましたが、300㎏超のタイヤを安全に交換するため、タイヤの中心を車軸へ取り付けるバランス調整が大変難しかったです。タイヤ専門店数が減少していくなか、特殊なタイヤ交換のノウハウも失われつつあります。これからも永く事業を行い豪雪・農業地域である当地域の事業者や住民のために安全を届けていきたいと思います。
【企業情報】
代表者名:江利山隆彦
従業員数:4名
設立年月日:昭和20年9月
事業内容:自動車タイヤ販売、タイヤ交換サービス、ゴルフ練習場